東京最後の〇曜日

来週の月曜日に引っ越すので、昨日の火曜日から、東京で暮らす最後の〇曜日というマイカウントダウンが始まった。ずっと家にいるせいか、東京の景色を惜しむという思いはあまり湧いてこないのだが、やはり、生まれ故郷以上に時間を過ごした東京を去るというのは、流石にどこか特有な感情が湧いてくる。

一浪して働いて入学資金貯めて早稲田に乗り込んだのが齢二十歳。今でも付き合いの続くサッカー仲間とバイト仲間に恵まれたのは、本当に幸運だったと思う。就職もせずアジア一人旅に挑んで撃沈。けんもほろろに帰国してからは、先の見えないフリーター暮らし。今振り返っても間違いなく自分の人生においてどん底に近い日々を過ごしながらも、ここでもまた、生涯付き合いの続く家族と出会うことができた。何と幸運なことだろう。

アメリカ留学により3年ほど東京を離れるが、卒業して戻ってきてから初の就職を経験。ここでも楽しい仲間に出会うことができて、今でも腐れ縁が続いている。転職先でも素晴らしい同僚に恵まれた。本当に感謝している。

こうして考えると、確かにいろんな経験を踏むことができた東京。Uターンしてからも、一日一日大切に生きていこうと思う。